2022.11.08

【野球部】試合結果報告

11月5日(土)
第9回福岡中央地区1年生大会 決勝 結果@北九州市民球場

 123456789HE
飯塚高校112010000591
近大福岡0001030004101


P山本光3.1/3、永嶋2.2/3、田邊3-C中川
単打)中川4、下見2、竹松、永嶋
二)田邊
三)河村

スターティングメンバー
1 センター   谷口 翔大(弓削田/西田川ボーイズ 1年7組)
2 キャッチャー 中川 惇(猪位金学園/西田川ボーイズ 1年7組)
3 ショート   田邊 周(飯塚鎮西 1年4組)
4 ライト    河村 悠太郎(直方第三/直方ボーイズ 1年7組 )
5 ファースト  下見 光輝(幸袋 1年7組)
6 セカンド   竹松 和紀(直方第三 1年7組)
7 サード    山本 悠太(桂川/福岡ブルースターズ 1年7組)
8 ピッチャー  山本 光二郎(飯塚第二 1年5組)
9 レフト    加来 航明(篠栗 /筥崎ジンジャーズ 1年7組) 
~途中出場~
永嶋 麗生(稲築 1年3組)

いよいよ迎えた決勝。相手は同じ飯塚市内にあり、車でわずか五分程度の場所に位置する飯塚高校。実はもともと練習試合で本日対戦予定でありましたが、お互い決勝に進んだこともあり、北九州市民球場の1年生大会決勝の舞台で相まみえることとなりました。
飯塚高校は夏は2年連続の福岡県ベスト4、今秋も福岡県ベスト8に進出しており、今大会も初戦以外はすべてコールド勝ちで決勝まで進出しております。対する本校も準々決勝は終盤の逆転勝ち、準決勝も東海大福岡高校相手に10-0の7回コールド勝ちを収め、今秋の福岡県ベスト4に続き、1年生大会も創部初の決勝進出と今夏から安定して上位に進出しております。
本校の先発は田邊ではなく山本光。初戦、2回戦と先発完投しており、大事な決勝のマウンドを託されました。初回簡単に2死を取るも、3番肥後選手に甘く入ったストレートを捉えられ、打球は高く舞い上がりそのままレフトスタンドへ。本校が先制点を奪われます。その裏、中川がヒットで2死3塁とチャンスメイクするも、4番河村が三振に倒れチャンスを活かせません。
2回表は三塁線のゴロをサード山本悠が処理しきれず(記録は2塁打)無死2塁。バントで送られ1死3塁。続く7番田崎選手の三遊間を襲うゴロは山本悠がなんとか処理するも、本塁への送球が遅れてしまい、三塁走者の生還を許し2-0。3回表は山本悠のエラーと、四死球を絡められ2死満塁のピンチを招くと、7番田崎選手にセンター前へはじき返され、この回2点を追加され4-0。本校が序盤から劣勢となります。
4回一死からサウスポーの永嶋へスイッチ。永嶋は期待されながら腰の怪我に悩まされ、この試合が約半年ぶりのマウンド。さらに公式戦に至っては初のマウンド。それが決勝の大舞台。大抜擢にも落ち着いた投球を見せ、後続を打ち取ります。
 
反撃したい本校は4回裏、4番河村が13球粘り四球で出塁。5番下見が送り1死2塁。6番竹松の打球はセカンド正面へのゴロ。しかし、2塁手がこのゴロを弾く間に河村が一気にホームイン。本校はタイムリーエラーで一点を返します。
永嶋は5回、安打と四球で2死1,2塁のピンチを招くと、またも7番田崎選手へ詰まりながらもライト前へ運ばれ本校が1点を追加されてしまいます。
1-5の6回裏、なんとか反撃したい本校は2番中川からの好打順。中川は鮮やかにライト前へはじき返すと、続く3番田邊は左中間を真っ二つに破るタイムリースリーベースで一点を返し2-5。4番河村も変化球を捉え、鋭い打球がショート右を抜けていきます。打球はそのまま左中間を抜けるタイムリースリーベースとなり3-5。5番下見もサード強襲のタイムリーを放ち4-5。後続は倒れるも、近大福岡のお家芸の集中打でこの回一挙3点を返します。
永嶋は6回まで投げ切り、3回1失点でマウンドを7回から田邊に託します。田邊はいつも通りの落ち着いた投球。力のある速球を武器に7回を三人で退けます。
7回裏は2死から中川が今日4本目となるヒットを放ちすかさず盗塁。2死2塁とチャンスを作るも3番田邊が倒れチャンスを活かせません。
8回表は不運なヒット2本などで2死満塁のピンチを招くも、田邊が落ち着いて後続を打ち取り裏の攻撃につなげます。
その裏本校は、一死から打撃好調の5番下見がセンター前へはじき返しチャンスメイク。6番竹松はバント構えから強攻!しかし、これがピッチャーへのゴロとなりダブルプレー。本校がチャンスを活かせません。
9回表は田邊が飯塚打線をあっさり三者凡退に打ち取り、最終回の攻撃へ。
その裏、先頭の7番永嶋が変化球を上手くとらえ、ライト前へ運び本校がサヨナラのランナーを出します。続く8番山本光はバントの構え。外のスライダーを落ち着いて見逃すも、一塁走者の永嶋が飛び出してしまい、万事休す。慌てて永嶋は二塁を目指すも時すでに遅し。脇元捕手から落ち着いて二塁へ転送され、永嶋は2塁タッチアウト。本校がまさかの走塁ミスでチャンスを潰してしまいます。山本光は倒れ、2死から打席に入ったのは9番加来。ツーストライクから、ボール球のスライダーにバットが空を切りゲームセット。本校の1年生11人の戦いは準優勝という形で幕を閉じました。
三者凡退のイニングは一度だけ(飯塚高校は4度)と、常に塁を賑わせながらあと一本が出ず惜しくも敗れました。また、スコアボードではヒットは9本となっておりますが、正しくは10本であり、内容では互角以上の戦いができたと思います。しかし、走塁ミスなどが響き、あと一歩及びませんでした。しかし、1年生は11人という人数ながら、全員が今大会出場を果たし、公式戦の舞台を経験できたこと。さらに、準優勝という成績を残せたことは大きな自信になったと思います。秋季大会の福岡県第4位に加え、今大会の準優勝を自信に、来春に向けてさらなるレベルアップをしていきます。
また、秋季大会でも活躍した田邊が今大会19イニングでわずかに失点1、また、中川も準々決勝の宗像戦の第4、第5打席から、飯塚高校の最終打席まで、四球一つを挟み、10打数連続安打とチームを牽引しました。1年生から2年生を脅かす存在がさらに出てくれば、チーム内の競争が激しくなり、来春以降も上位進出が果たせると信じています。これで今シーズンの練習試合を含めすべての試合は終了となります。秋季大会から、今大会までたくさんの応援ありがとうございました。

今後とも野球部をよろしくお願いいたします。