2022.10.13

【野球部】試合結果報告

10月10日(日) 

第151回九州地区高等学校野球福岡大会 3位決定戦 結果

 123456789HE
近大福岡0000020002110
福大大濠01001010×381

 

バッテリー:山本光(飯塚第二中 1年5組)、河内(稲築中 2年4組)、田邊(飯塚鎮西中 1年4組)、宮本(飯塚鎮西中/飯塚レパーズ 2年6組)-門司(稲築中・2年3組)

単打)杷野3、岩屋、宮本、門司、中野、上野2、田邊2

スターティングメンバー
1 サード    杷野 友哉(桂川中 2年4組)
2 センター   岩屋 大(飯塚第一中/竹友会ドラゴンズ 2年4組) 
3 ショート   河内 温也(稲築中 2年4組)
4 ファースト  河村 悠太郎(直方第三中/直方ボーイズ 1年7組)
5 レフト    宮本 翔生(飯塚鎮西中/飯塚レパーズ 2年6組)
6 キャッチャー 門司 侑大(稲築中 2年3組)
7 ライト    中野 柊(飯塚鎮西中 2年7組)
8 ピッチャー  山本 光二郎(飯塚第二中 1年5組)
9 セカンド   上野 蓮央(稲築中/飯塚ボーイズ 2年6組)

~野手途中出場~
鳥飼 陽翔(飯塚第二中 2年5組)
山口 凌芽(二瀬中学校/飯塚レパーズ 2年4組)
小長 晟那(直方第三中/直方ボーイズ 2年5組)


〜試合展開〜
 準決勝では東福岡高校相手に逆転負けを喫した本校は、同じく準決勝で西日本短大付属高校に敗れた福大大濠高校と三位決定戦を戦いました。福大大濠は福岡県内でも随一の投手陣を誇っており、今大会の優勝候補にもあがっていた強豪校です。なんとか順位を一つでも上にあげるべくこの試合に臨みました。

 先発のマウンドを任されたのはエースの田邊ではなく、1年生の山本光二郎。今大会は2回戦の鞍手竜徳戦、4回戦の小倉高校戦でわずかに登板したのみで、この大事な先発マウンドを託されました。

 山本光は初回、簡単にツーアウトを取るものの、3番打者にセンターにクリーンヒットを浴びされられます。続く4番打者の初球でスチールを敢行されるものの、これを門司が矢のような送球で阻止し、本校がピンチの目を摘みます。

 しかし、2回表、先頭の4番藤田選手に甘く入ったストレートを完璧に捉えられます。レフトスタンドにライナーで突き刺さるソロホームランを打たれ、本校がこの試合も先制を許してしまします。結局この1点が終盤にも重くのしかかる展開となってしまいました。なおも、四球と安打で1死満塁のピンチ。このピンチで準々決勝でサヨナラホームランを放っている松尾選手を迎えます。しかし、ここで大濠ベンチが選択したのはスクイズ!これが捕手への飛球となり、門司が捕球後落ち着いて三塁へ転送。飛び出していた3塁ランナーをアウトにし、本校がなんとかピンチをしのぎます。

 反撃したい本校は3回裏、1死後上野がセンター前へはじき返すと、この試合怪我の中川に代わり1番に抜擢された杷野もレフト前へヒットを放ち本校が1死1,2塁のチャンスを迎えます。ここで今大会絶好調の岩屋でしたが、エンドランのサインに空振り。上野が挟まれタッチアウトで2死、2塁。チャンスが潰えたと思いましたが、岩屋がセンターへはじき返し2塁から一気に杷野が本塁を目指します。しかし、センターの大神選手によるレーザービームで本塁はタッチアウト。本校がチャンスを活かしきれません。

 3回からは新人戦ではエースナンバーを背負っていた河内にバトンタッチ。河内は4回、1死2,3塁のピンチを迎え、松尾選手を迎えます。ファール2球で追い込んだ後、このタイミングでエース田邊がマウンドへ。エース田邊が落ち着いて後続を打ち取り、継投策が見事成功!この回もピンチをしのぎます。

 本校は5回にも、上野の今日2本目のヒットなどで1死1,3塁のチャンスを作り、杷野にはセーフティスクイズ。しかし、これを空振りしてしまうと、3塁走者の中野が飛び出してしまい、強肩の藤田捕手に刺されてしまいます。本校は結局この回もチャンスをモノにできません。

 その裏、本校は安打と四球で2死満塁のピンチを招くと、田邊が押し出しの死球を与えてしまい、2点目を許してしまいます。

 嫌な流れを断ち切りたい本校は6回、2死から宮本がライト前、門司もしぶとくライト前に運び、中野は完全に打ち取られた打球。しかし、これがセカンドとショートの間にポトリと落ちるラッキーな内野安打となり、2死満塁のチャンスを迎えます。ここでエース田邊がセンター前にはじき返し、ついに本校が同点に追いつきます。

 7回裏、藤田選手に今日2本目となる2塁打を許すものの、なんとか2死3塁までこぎつけます。しかし、6番龍選手にセンター前へはじき返され1点を勝ち越されます。

 7回、8回と3者凡退に打ち取られていた本校は最終回の9回。先ほどタイムリーの田邊が打席に入ります。田邊の放った打球は平凡なファーストゴロ。しかし、これがファーストの前で大きく跳ね上がり本校がラッキーなヒットでチャンスを作ります。ここでキャプテンの上野。2球バントを失敗していしまいますが、なんとかツースリーまでこぎつけます。ここでランエンドヒットを敢行するも、上野は空振り。田邊は2塁でタッチアウトの三振ゲッツー!本校の攻撃が今日はことごとく裏目に出ます。続く1番杷野が今日3本目のヒットをセンター前へはじき返すも、反撃もここまで。2番岩屋のファールフライがファーストの龍選手のミットに収まった瞬間、本校の秋季大会の戦いが幕を閉じました。

 優勝候補の福大大濠高校相手に11安打を放ち、内容では上回る互角以上の戦いを見せましたが惜敗。また、拙攻も続き、チャンスをことごとく潰してしまいました。
 しかし、今大会で計7試合を経験することができ、福岡県のベスト4。4位という成績を残すことができました。前チームからのレギュラーは一人という状況にも関わらず選手は本当に一生懸命頑張ったと思います。準決勝、3位決定戦と勝ちきれませんでしたが、両試合どちらに転んでもおかしくない試合でした。こういったシーソーゲームをものにできるよう、来春に向けてより一層努力を重ねていきたいと思います。福岡県の頂点を目指して引き続き地に足を付けこれからも謙虚に頑張っていきたいと思います。

今大会は生徒や先生方、保護者の方にたくさん応援に来ていただき、選手は普段以上の力が発揮できたと思います。

本当にありがとうございました。今後とも応援よろしくお願いいたします。