2022.10.11
【野球部】試合結果報告
10月8日(日)
第151回九州地区高等学校野球福岡大会 準決勝 結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
東福岡 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 8 | 12 | 3 |
近大福岡 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 10 | 2 |
バッテリー:田邊(飯塚鎮西中 1年4組)、宮本(飯塚鎮西中/飯塚レパーズ 2年6組)-門司(稲築中・2年3組)
単打)中川、岩屋4、河内、田邊2
本塁打)宮本2
スターティングメンバー
1 ショート 中川 惇(猪位金学園/西田川ボーイズ 1年7組)
2 センター 岩屋 大(飯塚第一中/竹友会ドラゴンズ 2年4組)
3 サード 河内 温也(稲築中 2年4組)
4 ファースト 河村 悠太郎(直方第三中/直方ボーイズ 1年7組)
5 レフト 宮本 翔生(飯塚鎮西中/飯塚レパーズ 2年6組)
6 キャッチャー 門司 侑大(稲築中 2年3組)
7 ピッチャー 田邊 周(飯塚鎮西中 1年4組)
8 ライト 中野 柊(飯塚鎮西中 2年7組)
9 セカンド 上野 蓮央(稲築中/飯塚ボーイズ 2年6組)
〜試合展開〜
勝てば初の九州大会が決まる大一番。北部勢で唯一のベスト4入りとなった本校は、新たな歴史を作るべくこの試合に臨みました。
本校の対戦相手は南部Bパート代表の東福岡高校。先日の準々決勝では飯塚高校に7-4で勝利しており、8月に行われた福岡地区の新人戦でも優勝と、新チームになって公式戦未だ無敗を誇る優勝候補です。
本校の先発はこの試合も1年生エース田邊。しかし、田邊は初回、いきなり先頭打者に死球を与えるなど1死3塁のピンチを招きます。ここで迎えた3番打者にインハイのストレートを選択。完全に打ち取った打球でしたが、レフト線にフラフラっと上がった打球。ショートの中川が懸命に飛びつくもわずかに及ばず、本校が1点を先制されます。なおも4番打者に三塁線を破られ1死2,3塁のピンチを招くと、5番打者にはスクイズを決められ本校が初回2点の先制を許します。
反撃したい本校はその裏、岩屋が内野安打で出塁すると、3番河内の打球は高々と上がったサードへのフライ。この打球が風にも流されサードが落球。本校は思わぬ形でチャンスを拡げます。2死1,2塁となり打席に入ったのは5番宮本。ワンストライクの後の変化球でした。外寄りの球を甘い変化球を強引に引っ張ると打球は打った瞬間それと分かる逆転のスリーランホームラン。本校がすぐさま逆転します。
2回裏にも敵失と四球で2死1,2塁のチャンスを作ると、岩屋がレフト前に詰まりながらもポトリと落とし1点を追加します。
田邊は3回、1死3塁から内野ゴロの間に1点を失い、リードを1点に縮められます。
本校はその裏、先頭打者で前の打席でホームランを放っている宮本。初球のストレートでした。思い切りよく振り抜くと打球はライトスタンドの場外へ消えます。本校は宮本の2打席連続のホームランで5-3とリードを拡げます。
田邊は4回、5回と東福岡打線を3人で打ち取りリズムを作ります。対する本校は5回、無死1,3塁のチャンスを作るも河村が併殺打に倒れるなどし、チャンスを活かせません。
5-3とリードし、試合は6回へ。1死後、4番打者の痛烈な打球はセカンド上野を襲います。上野は懸命にグラブを伸ばしグラブ当てるも捕球することができません。続く5番打者も痛烈な打球。これも中川がジャンプし捕球を試みるもグラブを弾き1死1,2塁のピンチを招きます。次打者へのインコースの直球はわずかに外れ四球となり1死満塁。続く7番打者は簡単にツーストライクと追い込むも、高めのストレートはじき返されセンター前へ。2者が還り同点を許してしまいます。田邊はなんとか2死2,3塁までこぎつけるとここで宮本へスイッチ。宮本は9番打者をしっかりと打ち取り、このピンチを脱します。
ここからは一進一退の攻防が続きます。7回表は2死1,2塁のピンチを脱すると、裏の本校も2死1,2塁のチャンスを作ります。ここで打席に入ったのは今日2ホーマーの宮本。宮本の放った痛烈な打球はファースト横を襲います。この打球をファーストがなんとかグラブに当て、落ち着いて拾い上げベースカバーに入ったピッチャーへ転送し間一髪アウト!本校はチャンスを活かせません。
8回表には1死1塁で門司が盗塁を刺し、ピンチの芽を摘みます。その裏本校は1死1,2塁のチャンス。ここで打席に入ったのはキャプテンの上野。上野の打球は三遊間を襲うもショートが横っ飛びでキャッチ。ショートは落ち着いてセカンドへ転送し2死1,3塁。続く1番中川も倒れ、本校がこの回も勝ち越しのチャンスを逸します。
迎えた9回表、先頭打者を死球で歩かせ、次打者に送られ1死2塁のピンチ。ここで2番打者の打球はセンター後方へのフライ。風も後押しし打球は意外と伸びます。岩屋が懸命に背走し、グラブに一旦は入ったかと思われましたが、ボールはグラブからこぼれ落ち、2塁から一気に生還を許し、本校がついに勝ち越しを許します。なおもライト前タイムリー、タイムリー内野安打を許しこの回3点を勝ち越されます。
なんとか反撃したい本校は先頭の岩屋が今日4本目のヒットで出塁するなど、2死2塁のチャンスを迎えます。5番の宮本は今日2つ目の申告敬遠で歩かされ2死1,2塁。ここで打席に入ったのは6番門司。スリーツーからの高めの直球にバットが空を切り三振。本校が5-8で優勝候補の東福岡高校に敗れました。
この試合に勝ち、九州大会への切符を手にしたいところでしたがあと一歩及びませんでした。優勝候補の東福岡相手に選手たちは懸命に自分たちの力を出し切ろうとしていたと思います。決してどっちに転んでもおかしくなかった試合であると感じています。九州大会への出場はなくなりました。
引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
~次戦の案内~
第151回九州地区高等学校野球福岡大会 三位決定戦
日時:10月10日(月・祝)
場所:久留米市野球場
相手:福大大濠高校