2021.08.20

【野球部】第8回福岡中央地区新人高校野球大会 1回戦結果

第8回福岡中央地区新人高校野球大会 1回戦結果

 

 

1

2

3

4

5678910
近大福岡

0

01030020511
嘉穂高校202200

0

0017


    

バッテリー:中川(3回)、末廣(4回)、山本祐(3回)―門司、北川

本)松岡
二)山本祐、田上、 
一)田上2、山本祐、河内2、上野2、北川2、川上

スターティングメンバー
1 センター   田上 勇之心(桂川中)2年6組
2 ライト    山本 祐門 (桂川中)2年6組
3 ショート   相坂 凌駕  (桂川中)2年4組
4 ファースト  松岡 朔太郎(稲築東中)2年5組
5 キャッチャー 門司 侑大 (稲築中)1年5組
6 セカンド   上野 蓮央 (稲築中)1年6組
7 サード    野口翔希(飯塚一中)2年6組
8 ピッチャー  中川 諒(猪位金学園)2年7組
9 レフト    川上愛斗(育徳館中)2年3組

野手途中出場:5回表代打 河内 温也(稲築中)1年7組
       5回表代打 木下 将大(穂波西中)2年6組
       5回裏守備 北川 祥斗(飯塚二中)2年6組
       8回表代打  宮本 翔生 (飯塚鎭西中)1年6組
       8回裏守備  村山悠輔(穂波西中)2年6組
9回表代打  白石 凌也(添田中)2年5組
       
 ~試合展開~
 新チーム最初の公式戦、初戦の相手は嘉穂高校です。5月に行われた福岡中央地区大会では、決勝戦で飯塚高校を破り優勝を果たしており、今夏はシード校として出場している強豪です。

 先攻めの本校は初回、あっさり三者凡退で退けられるとその裏、先頭打者を死球で歩かせ、送りバントでチャンスを広げられます。その後3番打者と5番打者に適時打を放たれ、2点の先制を許します。

 本校は3回表、この試合1番に抜擢された田上が左中間を破る二塁打でチャンスメイク。続く山本祐も左中間を破る適時二塁打を放ち1点を返します。

 しかし、先発の中川の調子が今一つ上がりません。3回裏にも四球に安打を絡められ、ピンチを作ると、セーフティスクイズ、犠牲フライで2点を失ってしまいます。

 これ以上追加点を与えたくない本校は、4回裏から中川を諦め、末廣にスイッチ。しかし、末廣も不運な当たりからピンチを招くと、2本の適時打を浴び、決定的とも思われる2点を失ってしまいます。

 1-6と厳しい展開になりましたが、本校は諦めていませんでした。5回表、相手投手の序盤から高めに浮いていた直球を徐々に見極め、四死球2つで無死1,2塁のチャンスを作ると、田上が三塁線に絶妙なセーフティバント。相手の1塁送球ミスも重なり(記録は安打)2塁走者が一気に生還し、1点を返し、なおも無死2,3塁のチャンスを作ります。続く、2番山本祐がセンターへ犠牲フライ、3番相坂の代打、河内が敵失で出塁すると、4番松岡もライトへ犠牲フライを放ち、この回3点を取り、反撃の狼煙を上げます。

 末廣は5回以降はいつも通りの安定した投球。7回2死1塁からはライト前に安打を放たれるも、3塁を狙った一塁走者を、ライトの山本祐が三塁へのレーザービームでアウトにするなど味方の好守にも助けられ、スコアボードに0を並べます。

 4-6のまま、終盤8回を迎えます。なんとか追いつきたい本校は、上野の2塁打、川上の安打などで2死満塁のチャンスを作ると、1番田上がこの試合3本目の安打をセンター前へ放ち2者が生還。この回ついに同点に追いつきます。

 8回裏からは山本祐にスイッチ。公式戦初登板ながら、強気の投球を見せ、この回三者連続三振で流れをチームに引き寄せます。

 9回裏は無死2塁のピンチを招くも、山本祐の好フィールディングで送りバントを三塁封殺。1死1塁からセカンド上野の好守備で併殺をもぎ取りなんとかピンチを防ぎます。

 今大会は10回表からは特別延長(無死1,2塁から継続打順でスタート)となります。本校は2死満塁のチャンスを迎えると打席に立ったのは、怪我で退いた相坂に代わり、途中出場の3番河内。2-2からの外角直球をセンター前に運ぶ2点適時打を放ち、この試合本校が初めてリードを奪います。追加点を挙げたい本校は、なおも2死1,3塁のチャンス。ここでキャプテンの松岡が打席へ入ります。初球でした。甘く入った直球を一振りで仕留め、ライトスタンドへ値千金のスリーランホームランを放ちます。(通算2本目)
 
 5点のリードを奪った本校は10回裏、山本祐が嘉穂高校の反撃を1点で凌ぎ、11-7で本校が勝利しました。

 昨年のチームから出場している選手が多く、力のある選手が今季は多いのは間違いありません。しかし、一つ勝利するという難しさを痛感した試合になったと思います。この劣勢の状況の中5点差を逆転し、なんとか勝利をもぎ取ったことは、選手たちの自信にもつながったことと思います。2回戦以降は、新型コロナウイルス感染予防のため、打ち切りとなってしまいましたが、秋季大会に向けて、限られた時間を十二分に使い、試合へ臨もうと思います。引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。