2022.10.04

【野球部】試合結果報告

10月2日(日) 

第151回九州地区高等学校野球福岡大会 準決勝 結果

 

 123456789101112HE
福岡高校1001200100005110
近大福岡000004100006103

 

バッテリー:田邊(飯塚鎮西中 1年4組)、宮本(飯塚鎮西中/飯塚レパーズ 2年6組)-門司(稲築中・2年3組)

単打)中川、岩屋3、河内2、河村
二塁打)河村、宮本
三塁打)門司

スターティングメンバー
1 ショート    中川 惇(猪位金学園/西田川ボーイズ 1年7組)
2 センター    岩屋 大(飯塚第一中/竹友会ドラゴンズ 2年4組) 
3 サード     河内 温也(稲築中 2年4組)
4 ファースト   河村 悠太郎(直方第三中/直方ボーイズ 1年7組)
5 レフト     宮本 翔生(飯塚鎮西中/飯塚レパーズ 2年6組)
6 キャッチャー  門司 侑大(稲築中 2年3組)
7 ピッチャー   田邊 周(飯塚鎮西中 1年4組)
8 ライト     小長 晟那(直方第三中/直方ボーイズ 2年5組)
9 セカンド    上野 蓮央(稲築中/飯塚ボーイズ 2年6組)

野手途中出場
山口 凌芽(二瀬中学校/飯塚レパーズ 2年4組)9回表守備から

〜試合展開〜
 いよいよ迎えた県大会準々決勝。この試合から北部VS南部の県大会となります。(本校以外の対戦カードは東福岡VS飯塚、福大大濠VS東海大福岡、西日本短大付属VS折尾愛真)
 本校の対戦相手は南部Aパート代表の福岡高校。3回戦では強豪の九産大九産に8-1のコールド勝ち、5回戦は今夏準優勝の筑陽学園に11-8と乱打戦を制し勝ち上がってきました。また、秋は昨年に続いての8強入り、今春も県大会の8強に進出。昨年は21世紀枠の福岡県推薦校、そして、昨年のエースの井崎選手はソフトバンクに入団など、話題に事欠かない強豪校です。

 本校の先発はやはりエースの1年生田邊。ここまでどの試合も3失点以内に抑えており、ランナーを出すものの粘りの投球が身上です。
 後攻の本校は初回、筑陽学園戦で5安打を放っていた1番打者に2球目をセンターオーバーのスリーベースを放たれ無死三塁。次打者のセカンドゴロの間に三塁走者が生還。本校はあっさりと先制点を許してしまいます。
 4回には2死1,2塁のピンチを招くと、8番打者にセンター前へはじき返されさらに1点を失います。
 5回には無死1塁から、3番打者に絶妙なセーフティバント。サードの河内が一塁へ送球するもののセーフ。その間に三塁を狙った一塁走者を刺そうとファーストの河村が三塁へ送球。しかし、この送球が高く浮き、ボールがファールゾーンを転々とする間に一塁走者が生還し3-0。なおも1死満塁のピンチを招き、7番打者にライト前へ運ばれ4-0。本校がこの回2点を失い、前半5回を0-4で折り返します。
 反撃したい本校でしたが、相手の右サイドスローのエース廣瀬投手の前に打線が沈黙。5回までわずか1安打に抑え込まれます。
 何とかしたい本校は6回裏。廣瀬投手の球速が落ちてきたところを逃しませんでした。今大会打撃好調の2番岩屋が初球の変化球を上手くとらえライト前ヒット。3番河内も変化球を捉え右中間へ運び無死1,3塁。4番の1年生河村も甘い変化球を捉えレフト線へタイムリーツーベース。本校が3連打でまず1点を返します。続く宮本は初球のストレートを捉えると、打球は左中間を真っ二つに破るタイムリーツーベースで2者が返り3-4。ここで福岡高校はたまらずショートを守っていた三好投手へ継投。ここで打席に入ったのは6番門司。ツーボールワンストライクからのストレートをコンパクトに振り抜くと、これまた打球は左中間を真っ二つに破るタイムリースリーベース。この回2番岩屋からの5連続長短打で本校がわずか10球で4点差を追いつきます。
 勝ち越したい本校は7回裏、先頭の中川がセンター前へはじき返すと、すかさず盗塁を決め無死2塁。2番岩屋は三塁線へ絶妙なセーフティバントを決め、無死1,3塁。1死後、4番河村がライトへ飛距離十分の犠牲フライを放ち本校がついに勝ち越します!
 このままいきたい本校でしたが8回裏、中川が二遊間よりのゴロをうまく処理するも1塁への送球が逸れセーフ(記録は失策)。バントで送られるもなんとか2死までこぎつけます。2死2塁から1番打者を申告敬遠し、2番打者への勝負を選択。しかし、外角の球を上手く流されると打球は三塁線をライナーで襲います。河内が懸命に飛びつくもわずかに及ばず、本校が同点に追いつかれます。
 なおも2死2,3塁のピンチで、レフトを守っていた宮本へスイッチ。宮本は3番打者を四球で歩かせ2死満塁の絶体絶命のピンチ。しかし、4番打者を渾身のストレートで空振り三振へ斬って取り、なんとか同点で持ちこたえます。
 9回表からは福岡高校三好投手、本校の宮本が踏ん張り、5-5の同点のまま膠着状態。延長10回、本校が2死2塁のピンチを招くも、今日当たっていた2番打者をショートゴロに打ち取ります。
 宮本の頑張りに応えたい本校でしたが、9回から11回まで一人のランナーも出せず、サヨナラ勝ちへの糸口さえつかめません。
 宮本も11回、12回と福岡高校打線を三者凡退に退け、裏の攻撃に望みをつなげます。
 しかし、12回裏も上野、中川が倒れ2死走者なし。誰もが延長13回からの無死1,2塁のタイブレークが頭によぎったとき、2番岩屋が今日3本目の安打をライトへライナーではじき返します。3番河内の初球で岩屋は盗塁を敢行!見事に成功し、一打サヨナラの場面を作り出します。
 ここで福岡高校ベンチは伝令を送ります。申告敬遠もあるかと思いましたが、福岡高校ベンチは勝負を選択。再開後の低めの変化球でした。河内が上手く拾うと、打球はライナーでライトの頭上を越えるサヨナラタイムリー!2塁から岩屋がゆっくりとホームベースを踏み、本校が6×ー5のサヨナラ勝ちで準決勝進出。ベスト8に続く、創部初のベスト4へコマを進めました。

 序盤は劣勢でありながらも、近大福岡のお家芸となりつつある集中打で本校が0-4からの逆転勝ちを収めることができました。北部大会はすべてコールド勝ちという試合展開であったため、このような試合をモノにできたことは大変自信になります。次戦はいよいよ準決勝。勝てば九州大会へ進出となりますが、次戦も変わらず、自分たちの持てる力を最大限発揮するということだけに集中し頑張りたいと思います。
 部員は一戦一戦、確実に成長を重ねています。お時間が許せば、ぜひ球場で声援を送っていただけたら幸いです。

引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。

 

~次戦の案内~
第151回九州地区高等学校野球福岡大会 準決勝
日時:10月8日(土)10:00 P.B
場所:久留米市野球場
相手:東福岡高校